IMG_4078
 レジットデザインより  

 
 
私のメインロッドとなったレジットデザイン ワイルドサイド
定価約30000円とは思えないクオリティー。ユーザーが着々と増えているのも納得です。

時代をリードするアンダー三万円のロッドについて書いて行きます。

安かろう、悪かろうの時代は終わった?カリスマロッドビルダーの拘りを垣間見た。
 
なんて大層な見出しをつけてみた笑 率直な感想を言いますと、普通に良いロッドです。癖も強くなく扱いやすいロッド。悪く言えば普通のロッド。

先にどうしても気になった悪い点を書いておきます。

グリップ周りの品質は悪い。 

E915CBC5-36AD-40AE-B17A-EDCAD00E0DA5

いつの間にかこれだけ所有してますが、この内の何本かメーカー送りとなりました。2本だったかな?セパレートグリップのコルクの付け根からミシミシと異音が鳴るようになったと思ったら完全にエポキシが浮いてしまったのかコルクが動き出す始末。メーカーに送っても改善しなかったのでそのまま使ってますが、ここはマイナスポイント。未だにキャストの度に嫌な気持ちになります。

他にもコルクがふにゃふにゃするな思ったらコルクの表面が薄皮一枚残っているだけで中に大穴が空いていた物が2本。(コルクパテをキツく詰め込んで修理しました)
リールシート→メタルパーツ(リング)コルクの順ですが、メタルパーツが綺麗にはまっておらず少し飛び出していて釣りの最中に指をサクッと切ってしまうなんてひどいものも・・・。

まあ、すべてグリップというかコルク周辺の不具合なわけです。これからワイルドサイドを使ってみようと思ってる方はこの辺りは店頭で確認した方がいいかと。
 
ここまで読むとイマイチな印象しか与えないと思います。しかし、グリップ周りの不具合は何度も経験させられましたが、そのマイナスポイントを打ち消すほど 拘りの詰まったロッドだったのです。

今回はワイルドサイドのハードベイト用ロッドWSC66MLについて少し書いてみようと思います。

良いロッドとはどんなロッドなのか?全てはこのロッドが教えてくれた・・・ような気がする
 
良いロッドの基準は何なのか?これってすごく難しいことだと思いませんか?

・手元により多くの情報を与えてくれる。キンキンに響く高弾性ロッドが良いロッドなのか?
・低・中弾性カーボンを多く使った投げやすいロッドが良いのか?
・溢れんばかりのトルクの塊のようなロッドが良いのか?
・雑に扱っても少々のことでは折れない、破損しない厚巻き、ダブルフットのロッドなのか?


これは人それぞれだと思いますが、私が思う良いロッドの条件とは、
釣れるロッド。

は?お前何言ってんの?と思われることでしょう。もう少し掘り下げて書いてみると・・・
・投げる→誘う→掛ける→取り込むまでの釣りの一連の流れをストレスなくサポートしてくれるロッド。これに尽きます。

ワイルドサイドのベイトモデルに共通している点が極端なティップアクションのロッドが少ないということ。全体的に綺麗に曲がるロッドというイメージですね。

glass-image2
レジットデザインより



WSC66MLについて言うならラインを通して曲げてみるとベリーからソフトに曲がるのですが、実際にフィールドでキャストすると綺麗な曲がりでしっかりとルアーの重みを感じながらハードベイトをキャストできる不思議なロッドでした。ML表記だが610M以上に太いティップ。ティップは特別にソフトではないが、ベリーから曲がり込むことでこのフィーリングが出ているのではないかと勝手に想像してます笑


しっかりとルアーの重みを感じながらロッドを曲げて投げれることでキャストアキュラシーの向上。意外と素直なテーパーなので巻きにも良いし、ジャークベイト、レギュラーサイズのトップなどロッドワークで誘うルアーにも高次元で対応できます。また、ハードベイト以外にもサカマタシャッドなどソフトジャークベイトにも余裕で対応できてます。

私用途は主に110サイズのジャークベイトです。ヴィジョン110との相性が良くこの春先は大活躍したロッドです。

このロッドに限ったことではありませんが、ワイルドサイドを象徴するアラミド繊維の補強。これが効いているのかはアラミド補強なしの同じブランクと比較できないのでわかりませんが、魚を掛けた後はしっかり曲がったブランクスが戻ろうとする力で魚がめちゃくちゃに暴れずに簡単に浮いてくると言う感覚を誰もが味わえると思います。


これが不思議な感覚なのですが、ワイルドサイドシリーズって店頭で触ると固いと思いませんか?
しかし、魚を掛けた後はしっかり曲がります。魚を掛けるまでは結構硬めのロッドに感じるのですが、やりとりの際はしっかり曲がり混んで、曲がったロッドが戻ろうとする力でしっかり魚を浮かせてくれます。これをロッドのトルクと表現するのでしょう。

今まで高弾性ロッドを好んで使っていたのですが、感度、操作感は確かに抜群でした。ライトゲームの経験が無駄に長い私は超高弾性ロッドの扱いもそれなりにわかっているつもりですので、破損など一度もありません。

硬くて曲がりにくいロッドがもたらすメリットも多いのですが、ショートバイトが多い、(感度が良いからフッキングできないようなアタリを微かに伝えてくれていただけと言う可能性もありますが)ボート側で最後の悪あがきが強烈。私が高弾性ロッドをやめた理由がこれ。

高弾性ロッドで魚と喧嘩することをやめました。バス釣りにそこまで感度が必要と思ったこともありませんし、必要な感度は備えてます。ナイトゲームと違いラインが見える、目から得る情報もあります。
感度ということだけで言えば必要十分です。それよりも感じたアタリを魚に違和感を感じさせずにしっかり合わせて大喧嘩せずに取り込むと言うことが、より多くの魚を釣る上で重要だと思うようになったのです。

シリーズで全体で見るとスティーズのようなレーシングなシリーズとも違うし、ロードランナーのようなフィーリングに近いものはあるが少し違う。じゃあテクナなのか?デザイナーさんがあの方なのでそうかと思いましたが、これも少し違う。ワイルドサイドはワイルドサイドでした。フェンの焼き直しでもなく同じようなベクトルを向いているが、違うロッドでした。

キャスト→誘う→掛ける→寄せると言う一連の流れの中でワイルドサイドらしさを感じやすいのがWSC66MLです。




レギュラーサイズのプラグ、軽めのワイヤーベイトなど巻物と呼ばれるジャンルの物はカバーできるロッドです。オカッパリでの巻物ロッドを一本と言えば私ならこれですね。

ボートの場合はレギュラーサイズのトップが少々、メインは110サイズのジャークベイトがメインです。

ワイルドサイドらしさを最も感じやすい最初の一本にはWSC66MLがオススメです。